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からくり童子 第7話 始まりの刻 第52回 モンスター強襲

通常更新版になります。
第7話 始まりの刻
第52回 モンスター強襲


ギガントである。
ギガントは人間の体質変化体である。
体力に優れ、攻撃力はかなりのものだ。
反面、動きは鈍い。脳は萎縮しており知恵がない。
ほぼ本能のままに生きている。
ギガントは森に生息しているモンスターであり、荒野を渡り人里にくることは無い。
ジードの発した風により、森が破壊され住処を奪われたモンスターが、風の足跡をたどってイザークの村に襲来したのである。
が、村人はそんなことは知らない。

グギャウォーーーーーーーー!!

ギガントは怒り狂っていた。
村の入口付近の家々を次々に壊していく。
村人も、いつまでも驚いている場合ではなかった。

「女子供は逃げるんだぁー!」

貯水池の周りに避難させた。
人口の森とは言え木から湧き出た水は、多少のモンスター除けの効果はある。
ギガントほどのモンスターは、近づかないであろうと予想しての事だ。

「武器をもってこい!」

「そんなもん、探してる場合じゃないだろう!!」

男たちは身の回りにあった木や石を手にとり、モンスターへ向かっていった。

「ウヲォーーー!!!」

まだ戦うための武器も無く、戦う術も知らない村人たち。
4メートルもあるギガントに立ち向かえるはずもない。
だが、村人だって家族を守り、住まいを守り、仲間を守り、村を守らなければならない。
必死であった。

「取り囲め!死角から攻めろ!!」

石を投げたり、棒で叩くのかと思いきや投げつけたり、それなりにやってみたが効果は無い。

「火だ、動物は火に弱い」

と、叫ぶ者がいた。

「よしっ、やってみよう」

棒を手にしていたものは火をつけ、ギガントに振りかざしてみた。

「どうだ、火だ、燃えちまうぞ」

「恐いだろう、恐いだろう、自分の住処に帰れ!」

ギガントは火を避ける仕草を示した。
一応の効果はあるのだが、何せ身長の差が有りすぎる。
腕を大きく振ると、村人ごと払いのけてしまった。

「どうすりゃあいいんだ」

村人はなす術がない、愕然としてしまった。

「みんな、どけ!!」

この異常事態にようやく気付いたゼファーが、風車小屋を飛び出してきた。
ギガントに20メートルほどの距離を置いて止まり、両足を大きく前後に開き、腰を落としす。
その両手には、トランペットに似た物を抱えていた。
それは、少年が腰にぶら下げていた物と同じであった。
空筒砲である。
空気の充填は、既に完了している。
村人が、ギガントから離れたことを確認したゼファーは、空筒砲のトリガーを引いた。

ブシュ

やっぱり発射音は、しょぼい。
しかも、その空気弾はピンポン玉程度の大きさだ。
これで、4メートルにもなるモンスターを倒せるのか。

キーーーーーーーーーーーーーーーーーン

空気弾はギガントに向かって、一直線に飛んでいった。
周りの空気をからめとり、急速に大きくなっていく。
それは、こぶし程度の大きさになり、バレーボールほどの大きさに。
そして、子供の背丈ほどの大きさまでになった。
さらには砂を巻き上げ、ギュルギュルと音を立てながら渦を作り、かなりの回転を加えている。
しかし、村の中は地盤を整えているので、荒野ほどの空気弾にはならない。
それでも、打ち出したときより数倍の大きさになった空気弾。

ズドドーーーンン!!!

2体のギガントを、その渦の中に巻き込んだ。
空気弾により空中に投げ出されたギガントは、回転して苦しそうである。
だが、威力が弱すぎた。
はじける事無く、地面に落下した。気絶させたに過ぎなかった。

「だめか、村の中では威力は出んか」

何度か打ち出せば、でかいモンスターでも倒せる。
ゼファーはそう思いながら、再び空筒砲のスイッチを入れた。

「何だ、あれは」

「何をやったんだ、ゼファーは」

周りにいた村人たちは、何が起こったのかわからず呆然としている。
この光景を見ていた他のギガントは、怒り来るった。

グギャウォーーーーーーーー!!

耳を劈くほどの唸り声を上げた。
自分たちの住処を奪ったのは、ゼファーだと勘違いしてしまったのだ。
1体のギガントが、ゼファーに向かって来た。

「うわ、待て待て、後3分待ってくれ」

そんな言い分が、ギガントに伝わるはずがない。
ギガントは拳を大きく振り上げ、ゼファーめがけて打ち下ろす。
ゼファーはひっくり返って、両腕で顔を防御した。

「うわっ、もう駄目じゃ」

その時である。

「テイヤーーーー!!」

ギガントの後から声が響くと共に、その頭上には太陽の光を受け、きらりと光る大刃の物体が姿を現わした。
牛を一撃で倒せるような大きな刃。
そう、牛刀であった。
その牛刀は、ギガントの頭からまっすぐ下に打ち下ろされた。
瞬く間の出来事である。
ギガントは、自分が死んだことさえ気付かぬほどの、早業であった。
ギガントの体は真っ二つに分かれ、それぞれ左右へと崩れ落ちる。
その中央に現れた姿は、小柄な少年であった。

「じいさん、この村にゼファーはいるか」


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面白いですね
自分のブログとは真逆な雰囲気があるので、色々と刺激になります

続きはまた後ほど読ませていただきます
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