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からくり童子 第9話 青いライブジェム 第61回 青い石

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からくり童子 風のジード
第9話 青いライブジェム
第61回 青い石


フィズリーが秘密の洞窟から帰ってきた。そこには、見知らぬ少年と白い柴犬がいた。

「だれ?」

「こんにちは、お嬢さん。俺は白柴のヘンドリー。ぼけーっと突っ立ってるのが、カタナだ」

カタナより先に、ジョグがフィズリーに声をかけた。

「にわとりさんが、しゃべったぁー!」

フィズリーは面白そうにジョグの鶏冠をなでる。

「にわとりさん、にわとりさん」

これには、カタナが吹き出した。

「ジョグお前、鶏だったのかぁ」

「ちが~う!俺は、犬族の戦士だぞ」

「鶏なのにぃ。俺は犬族の戦士だぞ~」

ジョグの話し方を真似するかのようにカタナは言い、腹を抱えて笑っている。
「ギャー」  ジョグはカタナの尻を噛んだ。悲鳴を上げ、お尻を手で支えるようようにして飛び跳ねるカタナ。

「お嬢さん、俺は鶏じゃない。犬族の戦士、白柴のヘンドリーだ」

「変なトリ?」

カタナはツボにはまってしまったのか、腹を押さえ転げ回って笑っている。

カプッ 「痛てー!」

犬族の戦士、白柴のヘンドリーことジョグは、腹いせにカタナのお尻を再度噛んだ。

「何で、俺ー」

(何をやっとるんじゃ、こいつらは)という思いを胸に秘め、ゼファーはフィズリーに問う。

「フィズリー、ジードの様子はどうじゃった」

「う~ん、まだ目を覚まさないの」

「そうか、ジードに何か起こってるんじゃろうか。それとも、もう目を覚まさないじゃろか」

「そんなこと無いよ。ジードはねぇ、今、夢を見ているの」

「夢?わかるのか」 「わかんないっ。でも、ちゃんと起きるよ」

「そう感じるのか」 「うん」

(やっぱり、からくり童子間で感じるものがあるのかも)と、思うゼファーである。
白柴のヘンドリー事ジョグは、首をかしげながらゼファーに近寄ってきた。

「ジード。ゼファーさんのお坊ちゃんですか?」 「えっ、まぁ、そういう事じゃ」

「ご病気か何かで」 「うん、まあな。ここん所、寝たきりじゃ」

苦しい言い訳をするゼファーである。

「じゃあ、後でお見舞いでもしましょう」

ゼファーに対して、なぜか丁寧である白柴のヘンドリー。丁寧ではあるが、多少ぶっきら棒にも思える。
そこへノーグとハンマが、モザークの3戦士を連れて、やって来た。

「ゼファー、いるか」 「ああ、こっちだ」

5人は、声の聞こえた方へと進む。

「カタナァ、悪さしてるんじゃないだろうねぇ」

入って来るなりカタナを見つけて、即座に言い放つ女戦士グレープ。

「ジョグ、ちゃんと監視していたか」

「あぁ、今ン所大丈夫だ」 「そうか」

「ちなみに、俺はヘンドリーって名前だぜ」 「なっ、しゃべれるのか」

目を白黒むき出して、驚きを隠せないグレープであったが、そこは百戦錬磨の兵。
ノーグやカタナほどの驚きは見せなかった。

「そう、変な鳥さん。変な鳥さんって言うんだよ」

と、ジョグの鶏冠をなでながら、グレープに話しかけるフィズリー。

「変なトリ?」 「ヘンドリーです。お嬢さん」

「まあまあ、良いじゃないか。トリさん」 「トリさん、トリさん」

「良いわけないでしょう。犬族の戦士、白柴のヘンドリーって言う立派な名前があるんですから」

「トリさん、トリさん」 「お嬢ちゃん……あのね」

「まぁ、トリさんは置いといて」 「………」

「ゼファー、紹介するよ。こちらが今回のモザーク自警団のリーダーのパース、娘さんのグレープそして、俺の甥っ子のパース。3人は、からくりの技術に興味があるそうだ」

「そんで、こっちがゼファー。女の子がフィズリーだ 」

「フーン、イメージ通りの人だ。白い髪に白い髭、白衣を着込んだマッドサイエンティストって感じかな」

グレープは心の内を隠さず、堂々と言い切った。以前、ノーグがゼファーのことを評した台詞と同じである。

(わし、この小娘は嫌い)と、内心思うゼファーである。

「ゼファー、からくり人形についてなんだが、あれはモザークには無い代物だからな、興味がある」

「あれは1000年前の装置じゃよ。人間のサポートをするために作られた代物じゃ」

「1000年前か……とてつもない文明だったんだな」

「あぁ、崩壊したがな」

「そんな崩壊した世界のからくりを掘り起こして、大丈夫なのか」

「からくりがどうという事より、それを使う人間のほうに問題があったんじゃろうて」

「からくりは人間が操作せんと、動かんからな」

「からくり人形は、自分の意志で動いているように見えたが」

「あれは基本動作が組み込まれておる。人間の指示で、その動作を選択しているだけじゃ」

「じゃあ、間違った動作を組み込まれていたら、どうなる」

「一応、決まりみたいな物があってな、人間に害をなす行為は組み込まれておらんはずじゃが、そこまで詳しくは、わしも知らん」

「もし、人間に害をなす様な行為が組み込まれておれば、ただ事ではすまんじゃろうな」

「とは言え、イザークの村は発展途上でな、からくり人形をも使わなければ生活が困難になるのじゃ。まだ住人の数も少ないんでな。頼らずにすめば、それはそれで良い事じゃ」

「そうか、モザークは住人の数が多いい、今のやり方で充分潤ってる訳だし、必要ないかも知れんな」

「私は欲しいな。なんか、可愛いじゃない」

「………かわいい?」

パースとゼファーは目を点にしていた。
ゼファーにしてみれば、からくり人形を可愛いと表現されたのは初めてであった。
(ちょっとは、この小娘を好きになっても良いかも)と思うゼファーである。

「ゼファー、さっきはどうやってモンスターを投げ飛ばしたんだ」

鍛冶屋のハンマが声を出した。

「あぁ、あれか。あれはな、これじゃよ」

5人の目の前で、空筒砲を指差しながら答えた。

「これは?」 「空筒砲と言って、圧縮した空気を打ち出す機巧装置じゃよ」

「武器なのか」 「ああ、そうじゃ。わしが作った」

「どうしてこんな物があるなら、前もって教えてくれなかった」

「すまん、忘れてた」 「忘れてたぁー」

「もう30年も前の前に作った装置じゃ。そりゃぁ忘れるわい」

「他にも武器になりそうな、機巧装置はあるのか」 「いや、ここにあるだけじゃ」

「新しく作れるかい。あれは、かなりに戦力になるんだが」

「無理じゃな、こういう石がないと」

ゼファーは5人にライブジェムを見せてやった。

「なんだ、石が光ってるじゃないか」 「そうだ、こういう光る鉱石が必要なんじゃ」

「ちょっと見せて」

グレープがゼファーからライブジェムを受け取る。 窓の外から入る光にかざしながら、鉱石を見る。

「こういうの、私、持ってるわよ。色が違うけどね」

「なんじゃと、持っとるのか」

「あっ、いや、違うかもしれないけど。色違うし」

「どんな色じゃ」

「うすい青よ。青白く光ってるの」

「どこで、手に入れた」

「えっ、えーとね。森よ」





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こんにちは
いつもご訪問いただきありがとうございます♪
ようやくPCが復活しました
これからもよろしくです(*^-^)ノ
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